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AGENT AUTHORITY — AI権限の5段階

一度にすべてを任せません。どこまで任せるかを5段階で定めます。

AIに与える権限をL0からL4までの5段階に分けます。前の段階の記録が積み上がってから次の段階へ進みます。この5段階が見るのは人がどこまで手を離すかであり、設備をどれだけ新しく入れるかではありません。

L0 参照 · L1 提案 · L2 承認後に実行 · L3 自動実行 · L4 緊急対応 [参考] · 契約範囲 L1~L3
01THE FIVE LEVELS各段階で何が変わるか
一つの画面に集まった数字
FIG.1 — 一つの画面に集まった数字
L0 · 参照出発点

一つの画面に集まった数字

今はこういう状態です数字を探すのに時間がかかります。生産はMESに、在庫はERPに、設備は現場のPCにあります。会議の前に誰かがExcelに写しています。
経営者への一行報告書を作る時間が、判断する時間に変わります。
何を
AIが散らばったシステムのデータを一か所で読みます。書き写す必要がありません。
どのように
既存のシステムはそのままです。置き換えずに、つなぐだけです。
人は
資料を作る代わりに、資料を見ます。
次に進むには
設備データが人の手を介さずに集まる必要があります。

止める条件 — 4週間で一つの画面に数字が出なければ、ここで止めます。

先に届く警告
FIG.2 — 先に届く警告
L1 · 提案1年目

先に届く警告

今はこういう状態です問題が起きた後に分かります。不良が出て、設備が止まり、在庫が切れて初めて気づきます。ベテランが不在だと、その勘も一緒に不在になります。
経営者への一行ベテランの勘が会社に残ります。人が変わっても残ります。
何を
AIがデータを見て異常の兆候と次にすべきことを提案します。判断と実行は人が行います。
どのように
提案にはなぜそう判断したかが添えられます。根拠なしに数字だけを渡しません。
人は
探す仕事をやめて、選ぶ仕事をします。
次に進むには
提案をどれだけ採用したかの記録が積み上がる必要があります。それが次の段階の根拠です。

止める条件 — 提案の採用率が3か月上がらなければ、次の段階には進みません。

承認ひとつで最後まで
FIG.3 — 承認ひとつで最後まで
L2 · 承認後に実行2年目

承認ひとつで最後まで

今はこういう状態です分かっていても手が足りません。発注を入れ、作業指示を変え、検査結果を登録する作業が人の手に残っています。
経営者への一行同じ人員で処理量が上がります。人を増やして解く問題ではなくなります。
何を
人が承認すればAIが実行まで行います。発注、作業指示の変更、登録がつながります。
どのように
一件ごとに承認が残り、誰がいつ何を承認したかが記録されます。戻すことができます。
人は
実行する代わりに承認します。
次に進むには
承認した内容と実際の実行がずれていないかを一定期間確認する必要があります。

止める条件 — 承認と実際の実行が一件でもずれれば、その工程は前の段階に戻します。

人がいない夜と週末も動く
FIG.4 — 人がいない夜と週末も動く
L3 · 自動実行3年目

人がいない夜と週末も動く

今はこういう状態です夜間と週末に人が張り付いています。承認する人がいないためラインが待ちます。朝に来て、夜のあいだに溜まったものを処理します。
経営者への一行夜間と週末が生産時間になります。設備を増やさずに稼働時間を伸ばす方法です。
何を
あらかじめ定めた範囲内の判断と実行をAIが担います。範囲の外は人を呼びます。
どのように
範囲はお客様が定めます。安全限界を超える指令はシステムが物理的に遮断します。
人は
一件ごとに承認する代わりに、範囲を定めて例外を見ます。
次に進むには
ここが契約の終点です。その上は安全と法的責任が整理されてから議論できます。

止める条件 — 範囲外の呼び出しが想定より多ければ、範囲を狭めるか前の段階に戻します。

02HOW WE SELL IT5段階のうち3段階まで

3段階目までしか販売しません。

契約はL1からL3までです — 1年目 提案 · 2年目 承認後に実行 · 3年目 自動実行。5段階目(L4 緊急対応)は、安全と法的責任が整理されるまで契約範囲に入れません。

契約は3段階目まで5段階目は安全と責任が整理される前には販売しません
等級は運用ログで計画書ではなく運用記録で判定します
説明できなければ上げません原因を説明できない工程は権限を広げません

止める条件を先に記します。 診断して始められる段階が見えなければ、その場で終えます。それ以上は勧めません。

03START今日決めることは一つ

今日決めることは
最初の段階ひとつです。

残りの4段階は今日決めなくても構いません。前の段階の記録が次の段階の根拠になるため、順番は飛ばしません。

1 · 現場・データ診断

今どの段階にいるかを確認します。

2 · 活用方法の設計

どの工程から始めるかを決めます。

3 · パイロット

最初の段階が実際に回るかを見ます。

10問の自己診断 — 自社工場は何段階か 現場を見る日程を決める